至近距離検査
トロリ線をはじめ電車線設備全体に対し、至近距離での目視や測定器を用いた検査を行っています。地上からの目視検査では見つけられない変化も確認するほか、不具合発見時は速やかな修繕等に努めています。
電車線の役割は、変電所から送られる電気を電車に供給することです。
電車のパンタグラフに電気を送るトロリ線や、それらを支える電柱といった支持物などが電車線に属します。
TEMSは軌陸車(軌道陸上兼用車)や高所作業車を用いて、緻密なメンテナンスを実施しています。
ICTの活用と目視を組み合わせた検査によって、
広範囲に張り巡らされた電車線全体の健全化を実現し、電車の運行を最前線で支えています。
電車線のメンテナンスは、最終電車が運行を終えた夜間に行います。
始発までという限られた時間内での作業になるため、現場には独特の緊張感が漂います。
その中で社員一人ひとりが安全を第一に、チームで協力しながら取り組んでいます。
トロリ線をはじめ電車線設備全体に対し、至近距離での目視や測定器を用いた検査を行っています。地上からの目視検査では見つけられない変化も確認するほか、不具合発見時は速やかな修繕等に努めています。
パンタグラフの集電範囲に電車線を固定するための曲線引金具や、電車線に流れる電気が電柱などに流れないよう絶縁する「がいし」などを取り替えます。
自動張力調整装置とは、温度変化等があっても電車線を一定の張力に保ち、電車をスムーズに走行させるための装置です。最近ではメンテナンスが比較的容易な「ばね式自動張力調整装置(STB)」への取替工事が多くなっています。